目次
【私のコラム集】あなただけの素晴らしい木を植えよう
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13万円の仕送りは是か非か
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少し前、13万円の
仕送りをしてもらっている大学生が
ネットで猛烈に批難されるという
出来事があった。
私もこの件について意見がある。
ただ、私が言いたいことは、
仕送り額じゃなくて
学費の高さと奨学金制度の劣悪さだ
。欧州の大学生は学費無料で
月二十万円程度の奨学金が支給（もらえる）される。
だから、親からの仕送りに頼らずに
一人暮らしができる。
当然バイトもせずにだ。
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高等教育の無償付与という国連条項
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ところが日本のミドルエイジ（中高年）は、
「海外の大学生が親の援助なしで一人暮らし」と聞くと
、日本の大学生は甘えてると決めつけて、
更に過酷な環境に身を置かせようとする。
これは日本と海外の「違い」を
理解していないこと原因だ。
厳しい言い方をすれば、
無知をさらけ出しているということになる。
国連に高等教育の無償付与という条項がある、
だが、日本は長い間“留保”という形で、
これを批准するのを避けていた。
しかし、もう批准したのだから、
大学教育を含む高等教育は
即座に無償かする必要があるといえる。
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日本の中高年が若者だった時代と今の時代は「違う」
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日本の中高年は
「自分の若い頃は……」「苦学生で」と
自分の過去の体験を若者に強要してくる。
しかし、国立大学の授業料は
昭和50年度と平成17年度では
約15倍の「違い」がある。
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①昭和50年度3万6000円
②平成17年度535,800円
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中高年の若い頃と現在を「同じ」ように
比較する事自体無理があるといえる。
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苦労や理不尽を他人に押しつけることで溜飲を下げている
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中高年が大学生だった時代は、
高度経済成長期、
バブルと好景気が続き、
総中流家庭といわれた時代だった。
つまり、中高年が大学生だった時代は、
子供を大学に入れて仕送りできる
経済的余裕が社会にあった。
現代のように派遣、非正規、正社員で、
しかも、低賃金が状態化している時代とは、
経済状態が「違う」。
しかし、何故かこの“違い”は無視されて
中高年が語る苦労が
一方的に若者に強要されてしまう。
つまり、「今の大学生は甘えている」という人は
自分が経験した苦労や理不尽を
現在の大学生という
他人に押しつけることで
溜飲を下げていることになる。
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シゴキやイジメの加害者になるな
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子供時代に大人にされて悔しかったことを
大人になってから何の罪もない子供に
仕返すようではいけない。
これは、先輩と後輩の間でもあっても
同じことが言えるだろう。
先輩にされた仕打ちを
後輩してウサを晴らすのという
体育系系クラブにある
伝統的なシゴキやイジメと
同じ構図である。
自分が嫌なことや辛いことをされたのなら、
他の人が自分と同じような
嫌なことや辛いことをされないようにするのが
本当の大人というものだ。
自分がされて嫌だったことを
他人にしてはいけない。
悪いのは嫌がらせをした加害者であり、
被害者であるあなたではない。
だから、あなたも加害者になってはいけない。
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未成熟な中高年は今すぐに『猛省』を
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自分の苦労やトラウマを
他人に背負わせようとするのは
未成熟な証拠である。
未成熟な大人ばかりになったからこそ
社会全体が未成熟な社会になっている。
社会全体でも会社でも
学校でも家庭でも“しわよせ”は
弱い者に行く。
未成熟な中高年は
今すぐに猛省しなければならない。
猛省したら行動を変えていく。
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①良いことをする。
②悪いことをしない。
③自らを清らかにする。
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この3つのことが大切。
未成熟な中高年は
自分が味わった辛酸を
若い人に味わわせないように
心がけ行動して欲しい。
それが真に成熟した大人というものだ。
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トラウマの伝統を継承させない
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もし、あなたが中高年であるならば、
自分より若い人に苦しみや遺恨を残さずに
素敵な未来を残して欲しい。
あなたが虐げられたトラウマは、
あなた自身が解決しなければならない。
理不尽や不条理という
怨恨の連鎖の輪を
今すぐに断ち切って欲しい。
あなたに科せられた
憎しみや恨みの類いは
あなたが断ち切らなければならない。
決して、他の人に
怨恨のカルマを
受け継がせてはならない。
あなたが受けた
トラウマの伝統を
次世代に継承してはならないのだ。
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あなたは日本という山に生息する一本の木である
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あなたが子供時代に
見た景色があるはずだ。
その景色はあなたが
作り上げた景色ではない。
あなた以外の
大勢の人達が受け継いで
守って来てくれた景色なのだ。
人生も世界も山に例えられる。
山は木の集合体だ。
山を国家と例えるならば、
木は人である。
あなたは日本という
山に生息する
一本の木でもある。
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昔の老人は木を植えた
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昔の人は老人になると木を植えた。
木は生長するまで何十年もかかる。
当然、木を植えた老人は
自分が植えた木の花を見ることもなく、
この世から去って行く。
それでも、昔の老人は木を植えた。
それは、何故か?
自分もまた誰かが植えた木を
見せたもらったからだ。
大きな山の
大勢の木々に囲まれて
生きて来たからだ。
だから、昔の人は木を植えた。
当然のこととして木を植えた。
この世に産まれた
当たり前の恩返しとして木を植えた。
自分も誰かが植えた
木のお世話になって、
この世で生きて来た。
だから、自分もまた
誰かの為に木を植えた。
そして、その木が咲かせる
花を見ることなく、
この世から去って行った。
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木は木を見て育つ。あなたには立派な木でいて欲しい
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今の社会がおかしくなっているのは、
木を植えることをしなくなったからだ。
“後は野となれ山となれ”
それが今の世の有様だ。
晩節を汚す老人も大人も増えた。
誰かがしなかった事は
誰かがしなければいけない。
そして、現代の誰かの悪行の責任は
未来の誰かが背負わなければ
いけなくなるのだ。
だからこそ、あなたには木を植えて欲しい。
木は木を見て育つ。
あなたが大勢の木に取り囲まれて
一本の木になったように。
あなたを見ている
若い木が大勢いるのだ。
だからこそ、あなたには立派な木でいて欲しい。
あなたが若い頃に老人にされた
“年齢を盾にした迷惑行為や強要行為”をする
老害にはならないで欲しい。
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あなたという素晴らしい木をこの世界に植えて欲しいのだ
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木は木を見て育つ。
だが、木は木を見て腐りもするのだ。
あなたが誰かの振る舞いを見て、
腐りも堕落もしたように。
だから、他の木が立派に育つような
木になって欲しい。
そして、この世界に
あなただけの木を植えて欲しい。
あなたが誰かが植えた
木を見て生きてきたように。
あなたにもまた
誰かの為に木を植えて欲しい。
あなたという素晴らしい木を
この世界に植えて欲しいのだ。
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